眼科 診療内容
眼瞼下垂症(修正も行います)
眼瞼下垂とはまぶた(眼瞼)が下がった状態(下垂)のことを言います。言い換えれば目が開きづらい状態のことです。当院では顕微鏡を使って手術を行い、細かな眼瞼部の解剖を理解し、理にかなった手術を心がけております。他院で行った後の修正も快く引き受けさせていただきます。
逆さまつげ(上・下眼瞼睫毛内反症、下眼瞼内反症、睫毛乱生症など)
逆さまつげは上まぶたあるいは下まぶた,もしくはその両方のまつ毛(睫毛)が内側を向いて(内反)眼球に当たっている状態のことを言います。
まぶたのできもの(霰粒腫、眼瞼部腫瘍など)
まぶたが赤く腫れる状態を一般に「ものもらい」とよく言いますが、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と霰粒腫(さんりゅうしゅ)という全く別の病気を合わせてそう呼んでおります。この2つは混同されやすいのですが、症状も原因も違います。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)とは、まぶたの内側に存在する「マイボーム腺」に肉芽腫と呼ばれる塊ができる病気です。通常痛みはなく、眼を閉じてまぶたをさわると痛みを伴わないしこりを触知します。急に炎症を伴うこともあり、この時は痛みを伴います。
しこりが小さいうちは点眼のみで経過をみますが、ある程度大きくなってきたら切開は瞼を裏返して、結膜を切開してしこりを取り出します。ただ、大きくなりすぎた場合、皮膚にも切開を行うことがありますが、傷跡が残らないような部位に切開を行ないます。
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)は瞼にある腺が化膿して炎症を起こし、腫れて痛みを伴った状態です。悪化すると中に膿瘍を形成します。この時は切開するか注射針で穿刺して排膿します。そのあとは症状に合わせて抗生物質の点眼や内服、軟膏などが処方されます。早めに受診すれば、これらの薬で細菌の働きが弱められ、膿が形成されないうちに治ることもあります。