皮膚・皮下腫瘍
代表的な疾患は色素性母斑、粉瘤、脂肪腫ですが、なかには皮膚癌もあります。皮膚癌は決して稀な疾患ではありません。
治療は外科手術ですので、再発、傷痕等が残るリスクがあります。
治療の費用に関しては保険診療になりますので、1割~3割の負担になります。
色素性母斑
他院でレーザー治療を行いましたが、再発した方です。このような母斑は切除した方が再発もなく、傷痕も目立たちません。
粉瘤
当院ではなるべく小さな切開で摘出します。
脂肪腫
10cmを超えるような大きな脂肪腫も実は通院局所麻酔で摘出できます。
神経鞘腫
顕微鏡を使用し、障害が残らぬよう神経を傷つけない様に摘出します。
それでも神経麻痺が残るリスクがあります。
皮膚癌
ダーモスコピー、生検(一部を切除し、診断します)を行ったのち、周囲の組織を含めた拡大切除を行います。
下の症例は皮膚癌に対し拡大切除を行いました。欠損が大きいので皮膚が寄りませんので、皮弁という特殊な縫合を行います。傷痕は大きくなっても皺に沿っていますので、傷痕は残りますが比較的目立ちません。